2020年バレンタインは、第4のチョコ「ルビーチョコレート」とは?

チョコレート

第4のチョコレート「ルビーチョコレート」とは?

チョコレートと言えば

チョコレートと言えば、ダーク、ミルク、ホワイトの3種類がありますが、新種のフレーバー「ルビーカカオ豆」が発見されました。その豆を基にスイスにあるバリーカレボー社が約10年の歳月をかけて試行を繰り返し、ついに約80年ぶりの正式認定、第4のチョコレート「ルビーチョコレート」です。

偉業を成し遂げたバリーカレボー社

この偉業を成し遂げたのはスイスのチューリッヒにある、多国籍企業のバリーカレボー(Barry Callebaut)社。日本では聞きなれない企業かもしれませんが、世界の約25%のチョコレート製品に関わる超有名な会社です。今回、なぜ偉業と言われるのかというと、チョコレートの種類が認定されるのはとても厳しい審査があり難しいとされています。ホワイトチョコレートが1937年に正式認定された以来なので約80年ぶりの正式認定とあって、世界的な話題となっているからです。

ルビーカカオとは

https://www.barry-callebaut.com/
出典:https://www.barry-callebaut.com/

ルビーカカオ豆というのは、南米で栽培されているカカオの一種「ルビーカカオ」を原料として作られています。イチゴ味のチョコレートがありますがあれは、他の3種のカカオ豆にイチゴの味と色を着色料と香料を使用して表現した加工品です。一方ルビーカカオ豆から作られる「ルビーチョコレート」は、着色料も香料も一切使用せず、綺麗なルビー色を生み出しています。

ルビーチョコレートの何が凄いの?

https://www.barry-callebaut.com/
出典:https://www.barry-callebaut.com/

ルビーカカオ豆はほんのり赤みがかってはいますが、これまでのカカオの加工方法では赤みを引き出すことができませんでした。そこでバリーカレボー社は、約10年の歳月を懸けて研究しカカオのレッドを最大に引き出した製造方法「アンロック」という特殊製法を開発。これにより、ルビーカカオの持つ美しいピンク色と独自の風味を引き出すことに成功しました。

ルビーチョコはどんな味?

ルビーチョコレートはいちご味ではなく、ほんのり甘いベリーと少し酸味のある大人な風味です。触感は他のカカオよりもとても滑らかな舌触りです。

どこで食べれる?

正式認定されてからまだ間もないため、ほとんど商品化されていませんが、バリーカレボー社に原料供給をしている森永製菓は、きっと開発中で間違いないと思います。

ネスレ「キットカット ショコラトリー サブリム ルビー」 を発売

サブリム ルビー [キットカット ショコラトリー] |ネスレ公式通販(Rakuten)

そんな中、日本で先駆けて販売したのは「ネスレ」。ほとんどの人が知っているであろう、あの「キットカット(KitCat)」です。

「ル パティシエ タカギ」「ル ショコラティエ タカギ」オーナーシェフのパティシエ・ショコラティエ “高木康政”氏が全面監修したプレミアムシリーズ「キットカット ショコラトリー」から「サブリム ルビー」という商品名でラインナップされています。ちなみに通常のキットカットよりも高級なので、1本432円(税込)となっています。

独自製法で作られたルビーチョコレートは、高級チョコレートとして、これからどんどん普及されていくでしょう。